「倉庫ピッキングに興味があるけれど職場の雰囲気はどうなの?」
「倉庫ピッキングって人間関係が複雑そう」と不安に思っている方はいませんか?
倉庫によって働く人数や冷房完備の有無、パートさんの雰囲気、業務内容など異なります。
本記事では実体験を交えて倉庫ピッキングがきついと言われる理由について解説します。
倉庫ピッキングの仕事とは?
ピッキング作業は主に出荷指示書を見ながら棚の商品を集めること。
出荷指示書ではなくピッキングリストorリストと呼ぶ倉庫もある。
・ピッキングのみ
・ピッキング+梱包
・梱包された箱をレーンに乗せる
・商品を棚に補充する
求人欄におおまかな仕事内容が記載されていますが、実際に就業してみたら「ピッキング作業と書いてあったのに1日中補充作業だけだった」というケースがあるので、就業してみないとわからないことが多いです。
倉庫ピッキングで働く上で心得ておくこと
ピッキング=軽作業で簡単、誰にでもできるイメージがあるかもしれません。
確かに誰にでもできる仕事かもしれませんが、働く環境や人間関係が
複雑な場合もあるので事前に心得ておいた方がいい点を解説します。
空調設備の有無とトイレの位置
倉庫内は季節の寒暖差が激しいため空調設備の有無がとても重要になります。
気温が上昇している令和でも空調設備が整っていない倉庫はまだまだ存在しています。
そして倉庫は広いためトイレの位置も重要です。トイレが同じ階にあれば行きやすいですが、
違う階となるとトイレが近くなる季節や体調不良の時は大変です。
私が以前働いていた倉庫は冷暖房がなくトイレは違う階にあったため一苦労でした。
人間関係は比較的良かったのでなんとか続けていましたが辛かったです。
≪冷房がついていても効かない?≫
冷房がついていても倉庫が広くてスタッフの人数も多いため冷房が効かないことがほとんど。特に真夏日は冷房+扇風機を回しても汗をかきますので、皆さん暑さ対策として以下の冷房グッズを持参しています。
≪ミニ扇風機≫首にかけながら作業をしている方が多かったです。
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≪冷却タオル≫ミニ扇風機と冷却タオルを併用している方もいました。
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パートさんとの人間関係
倉庫内のピッキングはパートさんが多く働いています。ピッキングの求人欄に『主婦の方歓迎』『子育てママ』など主婦をターゲットにしている求人が多いです。
≪主婦層が多い理由≫
・屋内作業で短時間で働ける
・子どもの体調不良でも休みやすい
・女性同士協力しながらの作業が楽しい(人による)
一方で女性が集まると悩みも増えます。
・女性特有の派閥がある
・噂話や立ち話がつらい
・気が強いパートさんがいて働きづらい
悩みに対する対処法はいくつかあります。
①気にしないでメンタルを強くする
➁仕事を覚えてベテランになる
③自分と気が合う人を見つける
④本当に嫌なら仕事を辞める
仕事を続けたいなら➁③が大事かと思います。
仕事ができるようになると気持ちに余裕ができたり、パートさんから信頼されて仕事を任されるようになります。また、全てのパートさんが意地悪をしてくるのではなくてごく一部の人です。
大抵の人は淡々と仕事をしていますし分からないことがあると教えてくれます。
最低限の挨拶をしない人がいる
倉庫ピッキング作業は人と話さなくても仕事が成立しやすい職種です(仕事内容による)
営業職のように自分から話したり、接客業のように笑顔で話す必要もありません。そのため人とコミュニケーションが苦手な方や話すことが苦手な方などが集まりやすい環境も事実です。
≪関連記事≫
倉庫で働く人ってコミュ障が多い?倉庫ピッキング歴4年【倉庫ピッキングの実態】
だからといって最低限の挨拶をしなくていいわけではありません。
≪就業中の事故≫
大きな電子カートを用いてピッキングをしている時に、通路を曲がる際は「横を通ります」や「曲がります」のような声掛けが必須だが、一言も発しないで曲がったため相手が気付かずぶつかってしまい、足元に怪我をしたケース。
怪我をさせたのが派遣さんだったため、就業先から派遣全員に厳重注意がありました。
ささいな事ですが、最低限の挨拶ができないとぶつかられた側は地味に落ち込みモヤモヤしますし、怪我の具合によって状況が一変します。
怪我を防ぐためにも最低限の声掛けはしましょう。
倉庫ピッキング作業の向き不向きはある
私は向き不向きはあると思います。
ピッキングは人と話す接客のような対面の仕事ではなく黙々と作業する仕事なので、向かない人はもちろんいるでしょう。
・倉庫の圧迫感がある雰囲気が苦手
・癖強い人が多そう
・パートさんにいじめられそう
倉庫ってどうしても上記のようなイメージに合致しやすいです。
黙々とする作業が多いので「人と関わるのが苦手」な方が集まりやすくなったり、大人数のパートさんがいるような女性が何十人といると自然と「あの人は合う・合わない」など女性特有のグループができやすい環境でもあります。
※あくまでも傾向です!

体力がいる
広い倉庫で歩きながらピッキングをするため1日でかなりの距離を歩いていることになります。
「私は普段歩いていないからキツそう」と思われるかもしれませんが、意外と慣れます。
「普段運動不足だからいい運動になる」と運動目的で働いている方もいます。
棚卸しで計算が必要な業務がある
ピッキング作業は商品をピックするだけでなく棚卸し作業があります。
※棚卸し・・倉庫内にある在庫数とデータ上の数が合っているかを確認する作業
頻度は毎月行う現場もあれば年に数回などまちまちで、棚卸しをしやすくするために日々棚商品の整理をします。
地味ですが、誤差をなくすための重要な細かい作業です。細かい作業や数字が苦手な方は辛い作業かも(実は私も数字が苦手ですが何とかできています)
まずは気軽に派遣バイトで始めてみる
私は一人で作業する仕事が向いていると思い派遣バイトのピッキングを始めました。
子どもの小学校の行事や風邪、物流の繁忙期や閑散期により週0日の時もあれば多くて週4日だったりとバラバラですが、4年続けることができています。
倉庫内でも人間関係で気を遣うことが多々ありますが、長く続けられているのは自分に合っているからだと思っています。
派遣バイトなら1日だけも勤務可能の企業が多いので、気になるピッキングの求人があったら応募をして働いてみることをおすすめします。
これから倉庫ピッキングで働いてみたい方は是非ご参考ください。