いつも周りから「頑張り屋さんだね」と言われる
自分だけ頑張っていることに疲れてしまった

頑張り屋さんでいることに疲れてしまっている方はいませんか?

お悩みさん

自分でも気づかない内に頑張ってしまい心身ともに疲れきってしまいます。でも頑張らないと認められない気がして不安な気持ちになります。

本ブログを書いている私も周りから「頑張り屋さんだね」とよく言われ、
「自分では頑張っているつもりではないのに」と馬鹿にされた気持ちになりムッとするくせに、
後になって身体が悲鳴を上げてやっと「実は無理をしていたんだ」とわかる経験を何回もしてきました。

本記事では「こうやったら心が軽くなって生きやすくなるんじゃないか」をお話しします。

気軽に読んでいただければと思います。

頑張り屋さんの4つの特徴

頑張り屋さんの特徴としてストイックな精神で特に自分に対して厳しい評価をする傾向があります。
自分では気づいていない内に完璧を求めているんですよね
1つずつ解説していきます。

特徴①心の中に「~しないといけない」「~すべき」をもっている

頑張り屋さんは完璧主義で常に高い目標を決めて
何事にも一生懸命に取り組みます。

物事を完璧に行えば周りから評価され認められるんじゃないかという気持ちと、
努力をし続ける向上心、この努力がとても高い設定なのです。

少しでも手を抜くことができません。白か黒かの極端な考えをしてしまうのも特徴です。

特徴➁自分を過小評価しがち

他人から見たらかしっかりできていていたとしても、
自分が納得していなけば「できていない自分」と過小評価をしてしまいます。

完璧を自分に求めるのでミスを許せなく自分を褒めることが苦手です。

お悩みさん

自分が出来ているとは思っていないから、自分を褒めるなんて恥ずかしくてできません。

常に自分に不足感をもっているので周りと自分と比べますが、
たいていは周りが自分よりできているという見方をするので落ち込みやすくなる傾 向あり

特徴③人に頼れない

人に頼まれごとをされた時に自分のキャパを超えた用事だったとしても
断ることに躊躇してしまいます。

「手伝ってもらえませんか?」と人に頼ることに強い罪悪感を抱いてしまうのです。

どうしてこうなってしまうかというと、

人に頼る・断る=自分にはできないと頭で考えてしまい、
できない自分は価値がないと極端な判断をしてしまうから
です。

相手の期待に応えたい一心で妥協をしたくないのです。

特徴④共感性が高い

相手が悲しい・辛い・苦しい・楽しい・嬉しいなどの感情の動きがあった時に共感することができます。

相手の気持ちに共感することが自分の喜びに繋がるのです。

共感力が高いゆえに過度に相手の感情を読み取ってしまい
気を遣いすぎて疲れてしまうのが大きな悩み。

共感力が高いことは誰でもできることではなく、生まれ持った性格や育ってきた環境が関係します。
特質を活かれば問題はありませんが、生活の中でデメリットとなって悩んでいる方が多いのも事実です。

頑張り屋さんになった経緯3つ

相手の期待に応えたいがために一生懸命に頑張り自分を犠牲にしてしまう。
相手のために大きな力を発揮する頑張り屋さんになった経緯は3つあるのではないでしょうか。

①「生まれ持った性格」

➁「育ってきた環境」

③「親からの影響」

①生まれ持った性格

生まれながらの性格はどうにも変えられないものです。
親が兄弟を同じように育ててきても物事においての受け取り方が、
一人一人全く違います。

私は2人の娘を育ててていますが、目の前で同じことが起きていても一人一人
どのように捉えているかが全く違うので、同じ母親から生まれてきてもこうも違うのかと驚くことがしばしばあります。

➁育ってきた環境

①の生まれつきの性格に関係していますが、育ってきた環境も大きく影響しているます。

例えば、何人兄弟の長子なのか、末っ子なのか。
自分が兄弟の長子なら下の子のお世話をする機会が多くなるでしょう。
必然的に頑張らざるを得ない状況で育つことになります。

親から長子だからと期待して育てられたことによりその子の人格に影響を及ぼし、
心が疲れてしまった子どもが多くいます。

親から「お姉ちゃん(お兄ちゃん)なのだから我慢しなさい」と

日頃から言われて育った人は我慢をして頑張ることが普通だと認識して成長していき、

頑張らないのはいけないことと頭の中で記憶として残っているので

相手の期待に応えようと一生懸命に頑張り妥協は許さない思考になっていくのです。

お悩みさん

親からの「お姉ちゃん(お兄ちゃん)なんだから我慢しなさい」は子どもにとってはつらい言葉だよね。

③親からの圧力

小さい頃からの親の言葉は子どもの成長で大きく影響していきます。
親から何を言われようが子どもは親のことが大好きです。
大好きな親からの期待に子どもは必死に応えようとします。

親から100点は当たり前と言われる
成績は常に上位でなくてはいけない。成績が少しでも下がったら叱責される
親の「この子はできないんです」という子どもを落とすような過度な謙遜

親の歪んだ期待により子どもは親から認められるために更に頑張ろうとするのです。



親から常に小言を言われて褒められたことがない人は自己肯定感が
低いため更に完璧を目指そうとします。

親から褒められた経験が乏しくて悩んでいる子どもは多くいます。

昔から日本人は謙遜さが美徳で褒める習慣がないため
親自身も褒められないで育った子どもなのかもしれません。

いつも頑張ってしまう方はこうしよう!4つのヒント

頑張る人は無意識に肩に力が入ってしまうので
身体の力を抜くことが大切です。

こうしたら心が軽くなる考え方や私が実践している
リラックス法をご紹介しますので是非ご参考ください。

①頑張り屋さんほど逃げよう

頑張り屋さんほど逃げましょう

というと、
「逃げることは癖がついてよくない」「逃げることは恥ずかしい」と
思うかもしれませんが、頑張り屋さんは人一倍責任感が強く
他人よりも考えすぎて悩み込み生きています。

「まっ逃げてもいいか。誰かがやってくれるだろうし」
という考えの人は逃げることへの罪悪感がありません。

「自分が楽になった、ラッキー」と思うので頑張り屋さんとは考えが全く違います。

頑張り屋さんは逃げてもいいのです。しかし逃げてもいいよと
言われても逃げられないと思うかもしれません。

「逃げることができたらどんなにかいいか。逃げられないから悩んでいるんだ」と
反論されるかもしれません。

逃げるという言葉に抵抗がある方はほんの小さいことで良いので
周りに頼って自分を甘やかしてみませんか。


主婦の私の場合ですと夫に対しての「お風呂掃除をしてくれないかな」とか
「ゴミ捨てをお願いできる?」など些細なお願いです。

初めは頼むことに抵抗がありますが、
「頼んだって大丈夫」の経験を積むとさらに頼む抵抗がなくなってきます。

自分の心に余裕ができると相手に感謝を伝えることができますし、頼ることを
許した自分に優しくなれます。

➁自然に触れる機会を増やす

先ほど頑張り屋さんは共感性が高いとお話ししましたが、
相手の感情や雰囲気に敏感に反応し期待に応えようとします。

気を遣いすぎてしまったり、相手のエネルギーを受けすぎて疲れた時は
自然に触れてみることをおすすめします。


きっと共感力が高い方は自然に囲まれると自然が放つ波動を察知し
心が落ち着くのではないでしょうか。

自然と言っても身近な場所で十分です。
緑が多い神社や庭園、公園、動物園、遠出ができるのなら川や海、
山は抜群の環境だと思います。

海の潮の香りや山のマイナスイオンがきっと疲れた身体を落ち着かせてリセットしてくれます。


家族で出掛けた際に撮った東京湾。
自然の香りを浴びると身体がほぐれますね

③身体を動かして緊張をほぐす

緊張している体を動かすことをおすすめします。
私は時間がある時は20分程度のウォーキングをしますが、時間がない場合は
肩~背中をほぐすストレッチをします。
このような首から肩、背中を意識的に動かしほぐすようにしています↓

特に背中にある風門(ふうもん)というツボは冷やすと邪気が入りやすいといわれています。

この部分が冷えると気の巡りが悪くなり体調を崩しやすくなりますので、
お風呂に入ったりストレッチをして温めて筋肉をほぐすことがとても大切です。

④身体をほぐす呼吸法

身体に力が入っている人は呼吸が浅く自律神経の乱れを招きます。
呼吸を整えて体の気の巡りを良くすると心が落ち着いてきます。
私が普段から行っている息を吐くことに意識を向けた呼吸法です。

≪おすすめ呼吸法≫
①目を閉じて体の力を抜きいつも通りの呼吸をする。
➁呼吸を整えたらゆっくり鼻から息を吸い、体の隅々に酸素がいきわたるイメージをする。
③次にゆっくり時間をかけて口から息を吐きます。口をすぼめながら「ハァ~」と声に出しても良い。

この時に自分の体の中に溜まっているものを一緒に出すイメージをすると更に良い。
④➁と③を繰り返す


ポイントはゆっくり鼻から息を吸い時間をかけて口から息を吐くことです。
これを習慣にすると頭が冴えてきますし入眠がスムーズにできます。


呼吸を整えると思考がクリアになってきますし、心が落ち着いてくるので
私は身体がリラックスしているお風呂で行うことが多いです。

頑張り屋さんはダメなことではない

頑張り屋さんは責任感が強くコツコツ努力家ですので、
見方を変えれば人からの信頼を得られやすい性格でもあります。

また、他人との共感力が高いよいうことは心の深さを表しており、
この特質は誰でもできるものではありません。

頑張り屋さんの自分をまずは認めてあげてください。
恥ずかしいことでも悪いことでもないです。あなたの頑張りにより勇気づけられたり
場の調和が保たれているのです。


そして今まで通り頑張って疲れたら休みましょう。休んだっていいんです。
休んでもあなたの価値は変わりません。

頑張っているあなたも、休んでいるあなたも地球から見たら唯一のかけがえのない存在です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。